【コラムvol.37】健康経営について

皆様こんにちは、社会保険労務士事務所アルモニーの後藤です。
近年では少子高齢化社会の加速から労働人口が低下している上、厳しい勤労環境からうつ病発症者や自殺の件数も増加しています。
労働力の確保のために現在働いている従業員の雇用延長を積極的に図る必要があるでしょう。
今日は経済産業省が勧めている健康経営について書いていきたいと思います。

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健康経営とは、「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても大きな成果が期待できる」という基盤から健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践することを意味しています。(※1)

従業員の健康管理・健康づくりの推進は、医療費の節減のみならず、離職率の低下や生産性の向上、従業員の創造性の向上、企業イメージの向上といった様々な効果が得られます。
その上、うつ病による休職者やパワハラ、労災などといった労務トラブルへのリスクマネジメントの効果があるという点も重要です。
厚生労働省が主催している健康寿命を延ばそうアワードの受賞企業や健康経営格付を取得した企業は、株価が優位に推移するなど市場から高く評価されていることがうかがえ、これからの企業経営にとって健康経営はますます重要になっていくものと考えられます。

経済産業省からも『健康経営優良法人認定制度』という制度が出され、一定基準以上健康への取り組みが評価されると健康経営優良法人として認定され、資金面、人事採用面でも大きなアドバンテージが得られます。
中小企業の中で健康経営に関して積極的な企業様は『健康経営優良法人(中小規模法人部門)』を目指してみても良いのではないでしょうか。

福岡の社会保険労務士事務所アルモニーでは、中小企業の皆様の健康経営への導入・運用サポートを行っております。
健康経営に関してお困りでしたら社労士事務所アルモニーまでお気軽にご相談ください。

参考 ※1健康経営研究会

【コラムvol.36】部下のメンタルヘルス不調のサインとは?

皆様こんにちは、社会保険労務士事務所アルモニーの後藤です。
同じ状況であってもストレスの受け取り方や反応は千差万別であり、身体や精神、行動などに様々な不調が見られます。
今回は上司が部下のストレス、メンタルヘルス不調に気づく目安として、身体面、精神面、行動面での変化について解説します。

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ストレスによる身体的な不調の具体例としては以下が挙げられます。
【頭】頭痛、めまい、不眠(あるいは過度な眠気)
【顔】目のかすみ、充血、耳鳴り
【喉】せき、たん、のどの痛み
【胴】肩こり、腰痛
【血】高血圧、動悸
【腸】消化不良、胸やけ、食欲低下 下痢、便秘
【他】関節痛、だるさ(倦怠感)、身体不調感、発疹、吹き出物、発汗

精神面での変化、行動面での変化の一例としては以下が挙げられます。
【精神面】活気の低下、元気のなさ、イライラ感、不安感、気分の落ち込み、憂鬱感、情緒の不安定さ
【行動面】飲酒・喫煙の増加、食べすぎあるいは食欲減退、過剰な買い物、ギャンブルへののめりこみ、不眠、日中の居眠り、注意散漫、無気力

いかがでしょうか。
上記の症状はストレスを原因とするものだけではなく、ストレスによる免疫力の低下から別の病気の症状が現れた場合もあり得ます。
重篤な病気を防ぐには、何よりも早期発見が重要です。

これらは自身の体調への気づきにも繋がりますが、周りの人がメンタルヘルス不調に陥っていないかを気づく為のポイントにもなります。
ぜひ自分や周りの人はどうかを思い浮かべながらチェックし、少しでも「おかしいな」と感じた際は専門機関にご連絡ください。


ラインケアとして上司が部下の不調に気づくために注意すべき点は2点あります。

① 「普段と比べて○○」という気付き
身体面での不調は比較的本人が気づきやすい部分ですが、精神面、行動面での変化は周囲の人が気づきやすい部分と言えます。
「最近のあの人はどうもおかしい、以前からは考えられない」などといった場面がありましたら、本人に尋ねる、又は専門機関への橋渡しを行うことも視野に入れましょう。
心療内科に紹介するのは気が引ける…といった場合には、内科で睡眠薬を処方してもらうなどの方法もあります。

② 部下本人へ「心配していること」を伝える
本人の意見も聞かないまま周囲へ相談したり医療機関に繋げたりすることは、本人からしてみると「自分がふがいないことを周りに噂されている」、「病院に追いやられている」と感じさせ、さらにつらい思いをさせてしまう恐れがあるからです。
本人、周囲への思いやりを持ち、慎重な対応を心がけましょう。


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福岡の社会保険労務士事務所アルモニーでは、企業におけるメンタルヘルスマネジメントに関して、管理職研修やストレスチェックの実施などを行っております。
部下のメンタルヘルスマネジメントに関してお気づきの点がございましたら、福岡の社会保険労務士事務所アルモニーまでお気軽にご相談ください。


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【コラムvol.35】職場でのセクハラ防止に向けて 『LGBT』とは?

皆様こんにちは、社会保険労務士事務所アルモニーの後藤です。
LGBT総合研究所による全国の20歳~59歳の個人10万人への調査では、約8%の人がLGBTをはじめとする性的マイノリティであると回答しました。
あなたの職場にもLGBTであるという人がいるかもしれません。
セクシュアルハラスメントは性別による不利益な取り扱いを指しており、LGBTへの差別も含まれています。
今日はLGBTとは何か、どのような言動がLGBTへのセクハラに値するかについて書いていきます。

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LGBTとは、性的少数者を指す言葉であり、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をとったものです。

人の性別は、身体の性別、自分が認めている性別、恋愛対象となる性別…この3つの性別によって分類がなされています。

●レズビアン(lesbian):女性同性愛者
●ゲイ(gay):男性同性愛者
●バイセクシャル:両性愛者
●トランスジェンダー:性別越境、性別不和

他にも、他者に対して性的指向を持たないAセクシャルなどもいらっしゃいます。
この境界があいまいになっている人も多く、その人たちは『自分が一体何なのか』わからないまま誰にも相談できず不安を抱えています。

近年ではLGBTの知名度向上に伴い、自身がLGBTであることをカミングアウトする人も増えています。
しかし、幼少期に悩まされた、他者から笑われた経験から、誰にも言わないでいようと決意する人も少なくありません。
また、信頼できる人にカミングアウトした後でも、他者が自分の許可なく他の人に自分のセクシュアリティを暴露してしまうこと(アウティング)に怯える人も少なくありません。


【職場での差別の例】
●職場で「うちにはこんなのいないよなあ」などと笑い飛ばす
●ホモ、おかま、レズ、オネエなどと言う
●カミングアウトに対して「自分の事は好きになられたら困るなあ」等の言葉

職場の中で本人やパートナーがLGBTで、そのことを打ち明けていないだけの可能性もあります。
最後の「好きになられたら困るなあ」という言葉も、ストレート(性的少数者ではない人)の方、例えば女性が誰彼構わず男性を好きになることはありませんよね。
それと同じように、LGBTの方も誰もが恋愛対象にあたるわけではありません。


福岡の社労士事務所アルモニーでは、職場におけるセクハラ、パワハラなどのハラスメント予防・対策に力を入れています。
パワハラ・セクハラなどのハラスメント対策にお困りでしたら、お気軽に社労士事務所アルモニーまでご相談ください。

【コラムvol.34】発達凹凸のある部下への上司からの対処法とは

皆様こんにちは、社会保険労務士事務所アルモニーの後藤です。

『コラムVol.28 大人の発達障害とは?』にて書かせていただきました通り、
社労士事務所アルモニーでは、発達障害のある人と上司の方の間でのすれ違いをなくし、発達凹凸のある人と企業の双方にとっての働きやすい環境作りに取り組んでいます。
今日は発達障害の前段階である発達凹凸のある大人が仕事をする上での上司への注意点に関して書いていきたいと思います。

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発達凹凸とは発達障害となる前の段階であり、知覚・理解・記憶・推論・問題解決などの認知能力の高い部分と低い部分の差が激しい人のことを言います。
幼少期からの発達凸凹の特性を、社会人となって理解されなかったことによってうつ病やパニック障害などといった精神疾患の発病という二次障害が生じ、発達障害となる場合もあります。
トラブルの軽減、能力の発揮を生み出すためには、発達凹凸のある人それぞれによって少しずつ異なるできること・できないことへの理解と対応が必要です。

発達凸凹の当事者と会社の双方にとって働きやすい職場にするためには、以下のような指導方法が参考になるでしょう。

周囲からの小まめな声掛け・時間管理
進捗は20%おきに確認するつもりで小まめに声掛けを行い、疑問点などには早めの対応を心がけましょう。質問や進捗報告、相談などを聞く人やタイミングを事前に決めておくと忙しい時期でも対応可能です。
発達凸凹のある人は時間の間隔が分からず、遅刻やダブルブッキングなどが起こることもあります。時間や期限への周囲からの声掛けや時間管理の共有などの対策により劇的に改善されます。

具体的な指示
「ちゃんと」、「しっかり」、「早めに」「適当に」…などの曖昧な指示や状況が苦手なため、指示・指導を行う際は「〇時までに」、「〇の線まで」、といった期限や具体的な指示、手本の提示などがあるとスムーズです。また、複数の仕事を任せる際は優先順位も合わせて伝えると、抜けもれなく素早く取り掛かることができます。
発達凸凹のある人は目で覚えることが得意な方が多く、口頭での説明もメモを取る間を長くするなどの工夫やマニュアルやルールブックの活用などにより支援しましょう。

人間関係 休憩の仕方など 
発達凸凹のある人は心配性で常に緊張しており、疲れやすくなっている場合が多いです。その緊張感から解放されるため、お昼休みなどの休憩時間は一人になりたいと希望する発達凹凸の人もいます。
また、常に緊張している発達凸凹の人は周囲の雰囲気にも敏感です。人間関係の悪化による険悪な雰囲気やプレッシャーにより体調が悪くなります。
社内のコミュニティでよくある皮肉や暗黙のルールに気づく事も苦手ですので、事前にルールを紙や口で明確に説明しておくことが重要です。

社労士事務所アルモニーでは、発達凹凸のある人と上司の方の間でのすれ違いを解消し、発達凹凸のある人と企業の双方にとって働きやすい環境作りに取り組んでいます。
発達凹凸のある人とその上司が特に悩んでいるタスク管理、時間管理を支援するため、この度社労士事務所アルモニーにて、『個人業務管理シート』を作成いたしました。
この『個人業務管理シート』は上司が部下の業務を管理し、様子の観察や業務中の疑問・トラブルを蓄積することで、今後の指導方法の検討や他の上司への引継ぎを容易にするためのお助けツールです。

『個人業務管理シート』のご希望や、発達凹凸のある人への指導や対応などでお困りの企業様は、お気軽に社労士事務所アルモニーまでご相談ください。

社労士事務所アルモニー 後藤

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